自己紹介

今回の記事をとにかく後に残せるような資料にしたい。

2014年8月24日日曜日

【英訳での改竄箇所見つけました】慰安婦問題の本質 直視を(Look squarely at essence of 'comfort women' issue )・・・・一部作成中

この内容は重要と思えるので、ここだけ抜き出します。


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Look squarely at essence of 'comfort women' issue
(直訳)「慰安婦」問題の本質を直視せよ。
(元記事)慰安婦問題の本質 直視を

By Nobuyuki Sugiura Executive Editor (8/22)
(直訳)編集責任者・杉浦信之 (8/22)
(元記事)編集担当・杉浦信之(8/5)
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問題は、この文章。
朝日新聞の1面の記事の中で唯一「反省」という表現が用いられた場所です。

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We have now learned that there were factual errors in some of those articles.
(直訳)現在それらの記事のいくつかの中に事実誤認があったことがわかりました。
(元記事)そうして報じた記事の一部に、事実関係の誤りがあったことがわかりました。

While those errors occurred at a stage when the overall picture of the issue was not yet clear, we do reflect on the fact that there was insufficient information gathering to support those articles.
(直訳)これらの誤りは、問題の全体像がまだ明確ではなかった段階で発生したが、私たちはそれらの記事をサポートするために、収集情報が不十分であったため、事実に反映されませんでした。
(元記事)問題の全体像がわからない段階で起きた誤りですが、裏付け取材が不十分だった点は反省します。

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日本語の場合は
「裏付け取材が不十分だった点は反省します」と書かれていますが
英語だと
「we do reflect on the fact that there was insufficient information gathering to support those articles.」
私たちは裏付け取材が不十分で事実を反映(reflect)させることができませんでした。

と反省の要素が全く抜け落ちています。





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ここから下は『慰安婦問題の本質 直視を』の要旨をまとめます。

①日韓関係はかつてないほど冷え込んでいる。慰安婦問題が原因のひとつだ
②慰安婦問題は【1990年代】はじめにクローズアップされ、元慰安婦の名乗り出によってさらに研究が進んだ。
③戦時中、【軍の関与の下】【アジア各地に】慰安所が作られ、【女性の尊厳と名誉が深く傷つけられた。】
④(1990年代)から20年、【日本軍の関与を認め謝罪した「河野談話」の見直し】などの動きが、韓国内の反発を招いている。【韓国は日本の今までの反省やお詫びを受け入れない】
⑤「河野談話」の制作過程を検証した報告書が(2014年6月に)発表された。
⑥【一部論壇】や【ネット上】で【「慰安婦は朝日新聞の捏造だ」という「いわれなき」批判】がおきている。
⑦(朝日新聞の読者から)「事実なのか?」「どうして回答しないのか」と問い合わせもある。
⑧読者の声に答える【説明責任】を果たすために慰安婦問題に関して再度語る。
⑨【ここから慰安婦問題を新たに研究して行こう。】
⑩1997年3月にも特集をしたが、新たな研究の成果も踏まえ、論点を整理する。
⑪1990年代、研究は進んでいんなかった。
⑫【当時報道した記事の「一部」に「事実関係の」誤りがあった。】裏付け取材が不十分だった。
⑬似たような誤りはほかの【国内メディア、韓国メディア】にもあった。



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ここからは資料になります。
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http://www.asahi.com/articles/ASG7X6753G7XUTIL053.html

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慰安婦問題の本質 直視を(8/5)
■編集担当 杉浦信之
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 日韓関係はかつてないほど冷え込んでいます。混迷の色を濃くしている理由の一つが、慰安婦
問題をめぐる両国の溝です。
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 この問題は1990年代初めにクローズアップされ、元慰安婦が名乗り出たのをきっかけに議
論や研究が進みました。戦争の時代に、軍の関与の下でアジア各地に慰安所が作られ、女性の尊
厳と名誉が深く傷つけられた実態が次第に明らかになりました。
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 それから20年余、日本軍の関与を認めて謝罪した「河野談話」の見直しなどの動きが韓国内
の反発を招いています。韓国側も、日本政府がこれまで示してきた反省やおわびの気持ちを受け
入れず、かたくなな態度を崩そうとしません。
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 慰安婦問題が政治問題化する中で、安倍政権は河野談話の作成過程を検証し、報告書を6月に
発表しました。一部の論壇やネット上には、「慰安婦問題は朝日新聞の捏造(ねつぞう)だ」と
いういわれなき批判が起きています。しかも、元慰安婦の記事を書いた元朝日新聞記者が名指し
で中傷される事態になっています。読者の皆様からは「本当か」「なぜ反論しない」と問い合わ
せが寄せられるようになりました。
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 私たちは慰安婦問題の報道を振り返り、今日と明日の紙面で特集します。読者への説明責任を
果たすことが、未来に向けた新たな議論を始める一歩となると考えるからです。97年3月にも
慰安婦問題の特集をしましたが、その後の研究の成果も踏まえて論点を整理しました。
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 慰安婦問題に光が当たり始めた90年代初め、研究は進んでいませんでした。私たちは元慰安
婦の証言や少ない資料をもとに記事を書き続けました。そうして報じた記事の一部に、事実関係
の誤りがあったことがわかりました。問題の全体像がわからない段階で起きた誤りですが、裏付
け取材が不十分だった点は反省します。似たような誤りは当時、国内の他のメディアや韓国メデ
ィアの記事にもありました。
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 こうした一部の不正確な報道が、慰安婦問題の理解を混乱させている、との指摘もあります。
しかし、そのことを理由とした「慰安婦問題は捏造」という主張や「元慰安婦に謝る理由はない
」といった議論には決して同意できません。
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 被害者を「売春婦」などとおとしめることで自国の名誉を守ろうとする一部の論調が、日韓両
国のナショナリズムを刺激し、問題をこじらせる原因を作っているからです。見たくない過去か
ら目を背け、感情的対立をあおる内向きの言論が広がっていることを危惧します。
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 戦時中、日本軍兵士らの性の相手を強いられた女性がいた事実を消すことはできません。慰安
婦として自由を奪われ、女性としての尊厳を踏みにじられたことが問題の本質なのです。
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 90年代、ボスニア紛争での民兵による強姦(ごうかん)事件に国際社会の注目が集まりまし
た。戦時下での女性に対する性暴力をどう考えるかということは、今では国際的に女性の人権問
題という文脈でとらえられています。慰安婦問題はこうした今日的なテーマにもつながるのです

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 「過去の歴史を直視し、正しくこれを後世に伝えるとともに、いわれなき暴力など女性の名誉
と尊厳に関わる諸問題にも積極的に取り組んでいかなければならないと考えております」
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 官民一体で作られた「アジア女性基金」が元慰安婦に償い金を渡す際、歴代首相はこんな一節
も記した手紙を添えました。
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 歴史認識をめぐる対立を超え、和解へ向けて歩を進めようとする政治の意思を感じます。
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 来年は戦後70年、日韓国交正常化50年の節目を迎えますが、東アジアの安全保障環境は不
安定さを増しています。隣国と未来志向の安定した関係を築くには慰安婦問題は避けて通れない
課題の一つです。私たちはこれからも変わらない姿勢でこの問題を報じ続けていきます。
     ◇
 5日の特集では、慰安婦問題とは何かを解説し、90年代の報道への読者の疑問に答えます。
6日は、この問題で揺れる日韓関係の四半世紀を振り返るとともに、慰安婦問題をどう考えるか
を専門家に語ってもらいます。

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