自己紹介

今回の記事をとにかく後に残せるような資料にしたい。

2014年9月30日火曜日

朝鮮の女性 私も連行 1982年9月2日(大阪版)

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朝鮮の女性 私も連行

元動員指揮者が証言

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 関東大震災の混乱の中で、多数の朝鮮人が虐殺されてから五十九年目の一日夜、大阪で催された「旧日本軍の侵略を考える市民集会」で、かつて朝鮮人の強制連行の指揮に当たった動員部長が、悲惨な「従軍慰安婦狩り」の実態を証言した。戦後もずっと語られることなく葬られてきた朝鮮人慰安婦の歴史、それをいま、「戦争で中国にいた日本軍兵士で朝鮮人慰安婦と接触しなかった人は一人もいなかったでしょう」と思い口を開く姿に、約五百人の参加者はしんとして聞き入った。

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暴行加え無理やり

37年ぶり 危機感で沈黙破る

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 この人は東京都文京区千石四丁目、吉田清治さん(六八)。昭和十七年秋、朝鮮人の徴用を目的に発足した「山口県労務報国会下関支部」の動員部長に就任した。以後三年間、十数回にわたり朝鮮半島に行った。直接指揮して日本に強制う連行した朝鮮人は約六千人、うち九百五十人が従軍慰安婦だったという。

 
 この日、大阪・浪速解放会館での集会で演壇にたった吉田さんは「体験したことだけお話します」といって切り出した。

 「朝鮮人慰安婦は従軍慰問女子挺(てい)身隊という名で戦場に送り出しました。当時、われわれは『徴用』といわず『狩り出し』という言葉を使っていました」。そして十八年の初夏の一週間に済州島で二百人の若い朝鮮人女性を「狩り出した」時の状況が再現された。

 朝鮮人男性の抵抗に備えるため完全武装の日本兵十人が同行した。集落を見つけると、まず兵士が包囲する続いて吉田さんの部下九人が一斉に突入する。若い女性の手をねじあげ路地にひきずり出す。こうして女性たちはつぎつぎにホロのついてトラックに押し込められた。連行の途中、兵士たちがホロの中に飛び込んで集団暴行した。ボタン工場で働いていた女子工員、海岸でアワビを採っていた若い海女・・・・・。連日、手当たり次第の「狩り出し」が続いた。

 「泣き叫ぶというような生やさしいものではない。船に積み込まれる時には、全員がうつろな目をして廃人のようになっていた」

 約一時間、淡々とときに苦悩の色をにじませながら話す吉田さんは「かわいそうだという感情はなかった。徹底した忠君愛国の教育を受けていたわれわれには、当時、朝鮮民族に対する罪の意識を持っていなかった」と声をふりしぼった。

 教科書問題にも吉田さんは触れた。「戦後の日本の歴史教科書はこういった事実がいっさい書かれてこなかった。というより、その教科書を改め、戦前の教育に逆行する動きさえあるじゃないですか」。低血圧で時々目まいがするという吉田さんに三十七年の沈黙を破らせたのは、こうした歴史の逆流傾向に対する危機感だという。



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この記事は大阪版で入手できなかったのですが、やはり今回の記事に当たり、書き起こすことにしました。
Webに画像はいくつも上がっているので、それからの書き起こしです。


ところで、気になるところがいくつかあります。

・冒頭の1行目
「関東大震災の混乱の中で、多数の朝鮮人が虐殺されてから五十九年目の一日夜、」
関東大震災時の朝鮮人大虐殺を事実としてさらっと書いています。

・「旧日本軍の侵略を考える市民集会」・・・この集会も何とも胡散臭さを感じます。


・「この人は東京都文京区千石四丁目、吉田清治さん(六八)。」この当時は住所を思いっきり書くんですね。そして、この住所ですが1986年には千葉県我孫子市に変わっています。引っ越したのでしょう。
参考:
http://asahishinbunkiji.blogspot.jp/2014/09/198679.html
http://asahishinbunkiji.blogspot.jp/2014/09/7719911125.html


・「大阪・浪速解放会館での集会」・・・・場所がここだとすると、この会の旗を振ったのは
http://asahishinbunkiji.blogspot.jp/2014/09/198679.html
で出てきた上杉聡さん(当時三四)ではないでしょうか?

・「教科書問題にも吉田さんは触れた。」
金学順の公園でも気になったところです。金学順さんのときはこうです。
 「どうして日本政府は戦争が好きなんですか。今回も来てみたら海外に軍隊を派遣すると言ってるじゃありませんか。私は軍人を見ただけでもからだがふるえるんです」
http://asahishinbunkiji.blogspot.jp/2014/09/blog-post_17.html

金学順のときはPKO、このときは教科書問題、どうも朝鮮人従軍慰安婦にもう一ネタ合わせるのが彼らの得意技のようです。



・朝日新聞のデータベースだと(清田治史記者)となっているようです。

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