自己紹介

今回の記事をとにかく後に残せるような資料にしたい。

2014年9月21日日曜日

声 2014年9月20日

8月5日以降の朝日新聞の声欄を見直しました。

8月30日から 声欄に慰安婦問題を掲載するようになり、
9月20日まで確認したのですが、やはり、あまり取り上げてはいません。


------------------------------------

声 2014年(平成26年)9月20日

原点に返って新聞の使命果たせ 無職 ●● ●(神奈川県 82)

 朝日新聞の購読をしばらくやめようと思う。60余年にわたって朝日に啓蒙(けいもう)され、ジャーナリズムの姿勢を支持してきたのにである。

 今回の一連の不祥事の最大の問題は、対応ガあまりにも遅すぎたことである。しかし、それをうやむやにしたり、ごまかそうとしたりしなかったか。池上彰さんのコラムの掲載見合わせ、広告掲載の拒否などお粗末すぎる。単なるミスではない。朝日社内に蔓延(まんえん)した構造的な問題だと認識する。だからこそ深刻な事態なのだ。

 私は、朝日新聞で世の中を学んできた。1カ月分ためて読み直し、自分なりに経過を検証し、スクラップもしてきた。だが、最近は読みたい記事が減っている。特に8月は切り抜いた記事が少なく、自分でも驚いた。

 新聞の危機は、朝日のみの問題ではないと思う。だからこそ改めて、新聞の使命を突き詰めて追及するべきである。私は、調査報道と論評に尽きると考える。

 当面、ほかの新聞を購読するつもりだ。でも、いじけてもらっては困る。もう一度、原点に返って「やっぱり朝日」と言われる記事を書いてほしい。

------------------------------------

確認重ねた深い記事を求める 会社員 ●● ●●(静岡県 42)

 朝日新聞は、様々な企業や政治家の不祥事を取材・報道してきました。見えを張らず、正直に全てをさらけ出して、素直に非を認めて誤ることが解決の近道であり、言い訳やうそ、ごまかしは事態を悪化させ、問題を長期化させることは分かっているはずです。

 その意味で今回、誤報に加えて対応が後手に回ったことは残念です。読者が求めているのは、いわゆる「特ダネ」ではなく、確認に確認を重ねた深い記事なのです。

 さらにいえば、ニュースで政治家らの記者会見を見ていると、ふざけているとしか思えない言い訳や、どうとでも取れるあいまいな言い回しでごまかそうとする相手に、記者が何も反論できず、いらだちを覚えることがあります。特ダネに固執した紙面よりも、権力者の前で「それでは分かりません」「そんな言い訳、通用しません」と声をあげて食い下がってくれる、反骨精神と度胸のある記者の姿とその原稿が見たいのです。

 「朝日新聞は、もう間違いが許されません。分かりやすく正直に答えてください」取材現場で、そのくらいの開き直りがあってもよいのです。どうか、ピンチをチャンスに変えてください。


---------------------------------------

新聞人として身が引き締まる 会社員 ●● ●(神奈川県 52)

 朝日新聞の誤った報道について。遅くはなったが謝罪し、真摯(しんし)に反省する。これを機に新聞人としての誇りを胸に正確な記事を読者にお届けすると再出発を誓う。その心意気に拍手を送ります。

 ぼくは同業他社に勤めています。校閲という職場で、記事の内容に誤りがないか、おかしな表現はないかを点検しています。「思い込みや記事のチェック不足などが重なったことが原因」という反省に、これはひとごとではないぞと身が引き締まる思いでした。ぼくは朝日新聞を批判する立場にはありません。ライバル社が我が身を削って公正な報道をする心がけを教えてくれたと感謝しています。

 言葉は怖い。受け止め方は人それぞれだからこそ簡潔明瞭でわかりやすい記事を読者に届けられるように努めます。とはいうものの仕事では冷や汗をかく毎日です。ぼくにできるせめてものたしなみは、背筋をしゃんとのばして美しい姿勢でいることです。

▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
なお、この内容はホームページに載せてあります。
http://asahikiji.webcrow.jp/warehouse/20140920-14.htm

0 件のコメント:

コメントを投稿