自己紹介

今回の記事をとにかく後に残せるような資料にしたい。

2014年9月15日月曜日

隠された 過去を見つめて 1992年10月15日

植村隆記者の記事はどうしても
http://asahishinbunkiji.blogspot.jp/2014/09/1991812.html
この「慰安婦の痛み、切々と」 1991年8月12日 ばかりが取り上げられるのですが
そのほかの記事はどうなっているのか、確認した中での記事です。

--------------------------------------------------


1992年(平成4年)10月15日 [別刷特集](2)

隠された 過去を見つめて

植村 隆 外報部記者

◇戦時中の従軍慰安婦問題は、長い間正視されずにいた。元従軍慰安婦、金学順さんの訴えを北海道新聞などが実名で報道下のは昨八月のことだ。今年一月には、旧日本軍の関与を示す資料が防衛研究図書館にあったことを朝日新聞が報じた。首相訪韓を前に、政府は軍の関与を初めて認め、「民間業者が連れ歩いていた」(九〇年六月の国会答弁)との従来の見解を大きく転換した。歴史の暗部にようやく光があてられつつある。

◆植村隆・朝日新聞外報部記者(三四) 大阪社会部時代の九〇年夏、「清算されない昭和」の取材で韓国へ行った。二週間駆け回ったが、従軍慰安婦当事者の話を聞けず、結局は何も書けなかった。翌年夏、ソウル支局からの情報で再び韓国を訪れ、匿名だったが、金さんが女性団体に過去を語り始めた事実を紹介することができた。隠された歴史を発掘し記録することが、新聞の使命だと思う。記録しなければ、その歴史が「なかったこと」にされてしまう。フィリピンや台湾でも「慰安婦だった」と名乗り出る人が相次ぎ、一連の報道は広がりも生んだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿